近況報告

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...... 2019年03月09日 の日記 ......
■ 東征記 (9)   [ NO. 2019030902-1 ]

 
第一章 須加之屁の捕縛 (5)

北欧、ノルウーマン公国の美人戦士にして征服者のスカラー。

須加之屁を訪問するに際し、手土産に、北欧仕込みの美酒を持参した。

酒と言えばどぶろくしかなかった邪蛮に、初めて持ち込まれた、アルコール度数のかなり高い酒だった。

それが毒ではない証に、まずはスカラーが杯を開ける。すると、須加之屁も負けじと飲み干す。こうして飲み比べが始まった。

「飲み比べで女になど負けるはずがない」

と豪語する須加之屁だが、スカラーは、酒精分解酵素を体内に沢山備えた北欧人。もとより須加之屁の太刀打ちできる相手ではなかった。

こうしてヘベレケに酔わされた須加之屁が、勢いにのって

「この国ではな、和を結ぶ者同士、同じ湯に浸かって、契りを深める風習がおますねん」

なんて、口から出まかせ出放題。

すると、スカラーは、あろうことか、

「それはよい風習ですね」

なんて、通訳を通じて答えたものだ。
須加之屁はもう有頂天。

まずは、須加之屁が先に入浴し、彼女を待つ運びとなったのである。


画像は、須加之屁が入浴した温泉



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