近況報告

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...... 2019年03月11日 の日記 ......
■ 東征記 (11)   [ NO. 2019031102-1 ]


第一章 須加之屁の捕縛 (7)

湯に浸かって、今や遅しとスカラーを待つ須加之屁の耳に、ようやく、スカラーの近づく足音が聞こえてきました。

須加之屁が、丸裸のスカラーを期待して頭をめぐらすと、酔いでとろんとしたその目に飛び込んだのは、ヌードどころか、武装したスカラーの姿だった。

予想外の展開に驚く須加之屁命(スカノヘノミコト)。

「おのれ、たばかったな!」

怒り心頭に達したが、頼りの九層薙剣(くそなぎのつるぎ)は手元になかった。
流石の彼も、入浴中はその自慢の武器を携えてなかったのであった。

スカラーを力づくで制圧しようにも、酒が抜けずに力が入らない。
逆に、スカラーに制圧され、チンコ剥き出しのあられもない姿のまま、縛りあげられてしまったのであった。

世に言う「須加之屁の捕縛」事件である。

なお、この温泉場は、武装したスカラーを見た須加之屁が、驚きのあまり
「あれま!」
と叫んだことから「あれまの湯」と呼ばれるようになった。

後に、「あれま」が「ありま」に転訛。「ありまの湯」の名で親しまれている。


画像は、スカラーによる須加之屁の捕縛。
湯煙で良く見えない。

もっとちゃんと見える絵を、
サイトに掲載予定でございます。

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