
一枚目のつづきでございます。
目隠しされている感じが さらによくわかります。
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伯爵夫人ベラはヴェールを纏っているが、四肢の美はそれを透かして輝く。奴隷の背中を踏台にして車に乗り込み、手綱を手に取った。馬の代わりに六人の奴隷に曳かせる車だ。(後略)
(沼正三『ある夢想家の手帖から』第6章生きた玩具としての人間馬 題辞)
六人の奴隷に曳かせる車に繋がれ、 美しい女主人の手綱に馭され、 鞭打たれて走らされてみたい
そんな「夢」を叶えてくれるOWK (六人じゃなく四人だけど)。 素晴らしい施設でございます。
さて、この『ある夢想家の手帖』も書いた沼正三の代表作と言えば、『家畜人ヤプー』でしょう。 というか、沼はこの二冊しか書いてないんだけれど。
一人暮らしを始めて、真っ先にやったことは、 『ヤプー』を買い求めることであった。
それまでは、立ち読みによって イースの世界を覗き見するだけで我慢していたのだが、今や心おきなくその世界に浸ることができるように なったわけだ。
古本屋で角川文庫版を求め、 下宿で貪り読んだ。
読みながら、何度も写生した。
夢の中にも『ヤプー』の場面が現れた。
それほど『ヤプー』は強烈な小説だった。
『ヤプー』を難解な作品だとか、高尚な文学だなんて言っている人の気がしれませんな。
『ヤプー』は、もともと、特殊な性的嗜好の人々に、写生用具を提供することを意図して書かれた書物。
だから、読みながら写生するのが、この本の正しい使い方なんです。
もっとも、『ヤプー』は、三島をはじめ、この書物を写生に使うことなど思いもよらない、広範な人々に支持されたからこそ、メジャーな出版商品になりえたのだけど。
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