 東征前史 (1)
「スカラーの東征」(北欧の女戦士、スカラーが、邪蛮を征服)はどういう経緯で起こったか。
その前提となる歴史。
女権国家ヤリタイの繁栄も、紀元前1世紀頃には衰え、代って、家父長制の復活を唱える人々が勃興
。女権国ヤリタイは、平和的手続きにより、ヤリタイ帝国へと移行した。
2世紀の初めごろ、ヤリタイ帝国の版図は最大となった。
環地中海の地域を悉く掌中に収めた、パックス・ヤリタイーノの時代である。
そのころ、帝国の北辺を、ノルマン民族がしきりに浸食するようになった。
ノルマン民族は、男も女も金髪碧眼長身、白皙の肌。男は豊かなヒゲを蓄えた、北欧人種の集団である。
2世紀の中ごろ、ノルマン人の社会は、男性が支配する未開・野蛮な時代から、より洗練された古代女権制へと変貌を遂げていた。
これは、家父長的なヤリタイ帝国を嫌って、北方に移り住んだ女権主義者の影響によるもので、ノルマン人の間では軍隊指揮者や裁判官は女性に限られるようになっていった。
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