
第一章 須加之屁の捕縛 (4)
須加之屁がスカラーとの面会を強く望んだ理由は、単にスカラーが美人だからではなく、「武装した強く美しい女性」であったことが大きかった。
邪蛮男子のご多分に漏れず、Sっ気の強い須加之屁は、そんな、男をはるかに超えた力を持つ気高い女戦士を屈従させ、辱めて、欲望のままに汚したいという、どす黒い願望を抑えきれなかったのである。
しかも、場所が温泉場だけに、あわよくば、混浴に持ち込んで、ムフフ・・・などと、あらぬ妄想を抱いたのも、無理からぬところではあった。
それから3日後。 そのあらぬ妄想が、すんなりと実現しそうななりゆきとなり、須加之屁は、わくわくしながら、その体を温泉に沈めていた。
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