
沖縄戦を描いた映画「ハクソー・リッジ」を 鑑賞して参りました。
同じ「戦さを描いた映画」でも、 先週見た荒唐無稽でオチャラけた「忍びの国」とは 好対照な、 クソリアリズムの作品でございました。
戦闘場面では、水木しげるが伝えるような 兵隊があっけなく肉塊になる描写が これでもか、これでもかとつづくので ございます。
平和な時代に生まれてよかったね、 と痛感しましたな。
潔く死ぬことを至上の美徳とし、玉砕も辞さない 「大和魂」と 待ちうける危険や困難が大きいからこそ ひるまず突き進む 「ヤンキー魂」がせめぎ合ったのでございます。
もっとも、 この映画は、アメリカ軍の視点から描いているので 「大和魂」は、これっぽっちも描かれていません。
だから、 アメリカの兵士を精神錯乱に陥らせた 日本軍の恐ろしさも伝わってきません。
その代わり、ヤンキー魂の方はたっぷり描かれていて、 それは頗る感動的でございました。
それはそれとして… 主人公の恋人役、テリーサ・パーマーさまが めちゃくちゃ綺麗で可愛かった!
結局日本は戦争に敗れ、 映画に出てきたようなアメリカ軍が進駐します。 1945年から1960年代にかけての アメリカは、どんなに輝いて見えたことで ございましょう。
そして、征服者であるアメリカの女性、 とくに、当時のメディアに登場する 白人女性は、 どれほど眩く映ったことでしょう。
劣等感と裏腹な、アメリカ文明や 白人女性に対する強烈な憧れがあったからこそ 『家畜人ヤプー』が生まれたんでしょうな。
というわけで、 「ハクソー・リッジ」、 お薦めの映画でございます。
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